@article{oai:nuk.repo.nii.ac.jp:00000196, author = {新名, 隆志}, issue = {1}, journal = {九州地区国立大学教育系・文系研究論文集, The Joint Journal of the National Universities in Kyushu. Education and Humanities}, month = {Oct}, note = {application/pdf, 本稿はまず、ニーチェの主著『ツァラトゥストラ』第四部「酔歌」の解釈に依拠した永遠回帰肯定の通説的な解釈を批判する。本稿が「因果的解釈」と名付けるこの解釈は、一つの事物の肯定とすべての事物の因果的連鎖から永遠回帰肯定が導かれると主張するが、そのような回帰肯定の理解には大きな難点があり、またこの解釈が依拠しているテキストの読みも誤っている。これに対し本稿は、永遠回帰肯定を暗示する三つの重要個所、「酔歌」、「救済について」、「幻影と謎」について通説とは異なる解釈を提示し、この三個所でそれぞれ永遠回帰を肯定する主体として示される「快」、「力への意志」、「勇気」の一体性において、永遠回帰肯定を理解するための真の鍵となる、力の快を得るための苦への意志という論理を、『ツァラトゥストラ』内部のテキストから浮かび上がらせる。, この論文は「鹿児島大学教育学部研究紀要 人文・社会科学編」(第64巻2013年p1-17)に掲載された論文を査読により加筆修正し、「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.1, No.1(2013/10)に採択されたものである。}, volume = {1}, year = {2013} }