@article{oai:nuk.repo.nii.ac.jp:00000208, author = {下條, 正純 and 坂井, 美恵子}, issue = {2}, journal = {九州地区国立大学教育系・文系研究論文集, The Joint Journal of the National Universities in Kyushu. Education and Humanities}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本稿は、大学の上級日本語教育における小説利用の意義について論じ、小説を使用した実際の授業と学習者の反応を紹介するものである。論説文のように語句や表現の理解が文意の理解に直結する場合と異なり、文意の把握に解釈が必要な場合は、日本語学習者には正確な理解が容易でない事態が少なからずある。また、実社会では普通に使われているものの日本語学習用教科書ではあまり扱われない語句や表現が多々あり、学習者もその隔たりを感じている。小説は一般にそのような日本語を多く含んでおり、読解学習を有効に補完する教材のひとつであると言える。さらに、感覚的、抽象的な小説の解釈を学習者自身のことばで表現し説明することは難度の高い作業であり、論理的、具象的な文章の説明とは異なる口述能力が求められる。このように、日本語教育における小説利用は、日本語学習の間隙を埋め、学習者の日本語理解を深化させることが期待できる。, 本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.1, No.2(2014/3)に査読を経て受理された。}, volume = {1}, year = {2014} }