@article{oai:nuk.repo.nii.ac.jp:00000275, author = {中原, 睦美}, issue = {2}, journal = {九州地区国立大学教育系・文系研究論文集}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本研究は,スクールカウンセラーとしての関わりのなかでコラージュ・ボックス法を導入した不登校を呈する中学校3年生の男子生徒との全25回の心理面接過程である。不登校の背景には自我や愛着形成の課題に加え,てんかんの影響が不登校の要因として推察された。心理面接では毎回のコラージュ制作を通して創造性が賦活し,葛藤表現や内的自己との対話がなされ,これらが自我の再形成や適応につながったと考えられた。とくに,Jungが提唱する「数の象徴」における“二”の象徴が明確に繰り返し表現され,葛藤や緊張の表現からそれらの統合に移り変わるという質的変容が認められた。また,はみ出しや空白,重ね貼りの混在や,時空間が飛躍するなどの特徴にも質的変容が認められた。これらは,面接場面の変化や日常場面の改善と合致していた。面接関係の保護という観点からも,学校臨床におけるコラージュ・ボックス法の有用性が確認された。, 本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.3, No.2(2016/3)に査読を経て受理された。}, volume = {3}, year = {2016} }