@article{oai:nuk.repo.nii.ac.jp:00000295, author = {前原, 由喜夫}, issue = {1,2}, journal = {九州地区国立大学教育系・文系研究論文集}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 認知トレーニングとは,日常の学習や仕事の効率を向上させるために,注意力や記憶力などの汎用的認知能力を直接的に鍛えることを言う。本研究では,学校における学習活動の一環として実施される認知トレーニングが,生徒の学業成績および高次認知能力にどのような影響を及ぼすかを調べた。具体的には,長崎大学教育学部附属中学校で開発され,同校で日常的に実施されている冊子型の認知トレーニング教材BESTの効果を実証的に検討した。1年生143名をBESTあり条件(トレーニング条件)とBESTなし条件(コントロール条件)に分け,2か月間のBESTへの取り組みが実力テストの成績に及ぼす影響と3か月間のBESTへの取り組みが知能検査課題の成績に及ぼす影響を調べた。その結果,数か月間のBESTは,実力テスト成績および知能検査課題成績の両方に特に有意な影響を与えてはいないことが示された。したがって,本研究ではBESTが生徒の学習効率や認知機能に何らかの良い影響を及ぼしているかどうかは不明だと言わざるをえない。最後に研究実施方法の問題点と今後の研究の方向性について考察した。, 本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.4, No.1,2(2017/3)に査読を経て受理された。}, volume = {4}, year = {2017} }