@article{oai:nuk.repo.nii.ac.jp:00000304, author = {水野, 裕史}, issue = {1,2}, journal = {九州地区国立大学教育系・文系研究論文集}, month = {Mar}, note = {application/pdf, 本稿は、近世初期に成立した帝鑑図をめぐる文化史的背景について論じたものである。特に、中世末期から近世初期における禅宗と儒教をめぐる状況、また背景にあったと考えられる「天の思想」について論究することを目的とした。加えて、帝鑑図の利用方法をめぐって、相馬藩の文献を提示し、論じた。  「帝鑑図」の成立は近世初期であるが、中世から『帝鑑図説』に含まれる説話と同じ画題が存在していたことを確認した。その上で、帝鑑図の成立は、中世から近世へと時代の節目に、禅宗から儒教へと学問の土台を変革させ、儒教を社会に浸潤させようとする目的から、視覚的に表象された可能性を指摘した。さらに、君臣関係を示した実例として、先行研究の手法を例に、相馬藩の文献を分析し、近世初期において帝鑑図が、儒教経典に記される君臣の関係性を視覚的に表した絵画として制作されたことと解釈した。, 本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.4, No.1,2(2017/3)に査読を経て受理された。}, volume = {4}, year = {2017} }