@article{oai:nuk.repo.nii.ac.jp:00000402, author = {三次, 徳二 and 田代, 明奈}, issue = {1}, journal = {九州地区国立大学教育系・文系研究論文集, The Joint Journal of the National Universities in Kyushu. Education and Humanities}, month = {Oct}, note = {application/pdf, 本研究では,高等学校理科物理領域「電力とエネルギー」に関する高校生の学習前の概念の状況を把握するとともに,素朴概念を科学的概念に転換する指導法の提案を行った。学習前の生徒は「回路の負荷が増加すると消費電力も増加する」という素朴概念を有するとともに,「消費電力の大きさは電流の大きさによって決まる」という素朴概念が存在することが明らかとなった。また,電流は豆電球内で消費されるという「減衰モデル」を支持していることや,「断片的な知識」を複数組み合わせながら問題解決をしていたことが明らかとなった。「(素朴概念の自覚化」「(素朴概念と科学的概念との間で認知的葛藤を喚起する」「(科学的概念の一般性を実感させる」という3つの支援を行った結果,確認テストの正答率が大幅に上昇し,分散分析において有意な差が見られ,素朴概念への逆戻りも少ないという結果を得た。よって,本研究で提案する3つの支援は「電力とエネルギー」に関する素朴概念を科学的概念に転換するのに有効であることが示された。, 本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.8, No.1(2021/10)に査読を経て受理された。}, volume = {8}, year = {2021} }