@article{oai:nuk.repo.nii.ac.jp:00000404, author = {肥後, 祥治 and 衛藤, 裕司 and 天海, 丈久}, issue = {1}, journal = {九州地区国立大学教育系・文系研究論文集, The Joint Journal of the National Universities in Kyushu. Education and Humanities}, month = {Oct}, note = {application/pdf, 教育基準の一領域としての性格から「自立活動」は、日本の特別支援を担当する教員の専門性を議論する上で最も重要で根本となるものである。今日日本では、発達障害児の指導の問題が次第に大きくなってきている。この最近の状況にもかかわらず、発達障害を指導する教師の専門性とは何かといった議論は、不透明なままである。ここのことは、発達障害の概念が比較的新しいためばかりではなく、長年知的障害児の教育に採用されていた生活中心的な考え方が個別指導をまれにしか行わなかったことも主な理由である。もし我々が発達障害の生徒を指導する教師の専門性を議論するならば、「自立活動」の解説に記載されている事例のコメントで扱われる指導法や標的行動を分析することは、その指導要領の位置づけからして1つの確実なあり方である。 解説から発達障害および知的障害に関する51の事例へのコメントが抽出され、第1段階の分析で165セグメントが選ばれ、このセグメントに156の1次コードがつけられた(147の要約コードと9の討議コード)。これらの156の1次コードへの類似性に基づく更に2回の分析が行われ10の指導内容領域が抽出された。それらは、「A:指導における中核的前提」、「B:行動分析的アプローチ」、「C:相互的やりとりスキル」、「D:心の理論と他者意図理解」、「E:適切な自己理解と自己効力感」、「F:情報の出入力補償」、「G:運動面からの指導」、「H:適応のための支援方法」、「I:興奮刺激制御スキル」、「J:コミュニケーションの高次化にむけた基盤的指導」であった。これらの指導内容領域をもとに、発達障害及び知的障害のある子どもを指導する教師の専門性が議論された。, 本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.8, No.1(2021/10)に査読を経て受理された。}, volume = {8}, year = {2021} }