@article{oai:nuk.repo.nii.ac.jp:00000418, author = {山津, 幸司}, issue = {1}, journal = {九州地区国立大学教育系・文系研究論文集, The Joint Journal of the National Universities in Kyushu. Education and Humanities}, month = {Oct}, note = {application/pdf, 高校野球において私立高等学校の躍進が目覚ましい。2021年8月に開催された第103回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)に出場した49校のうち半数を超える77.6%(38校)が私立であり、直近10年間の2012年から2021年までの夏の甲子園優勝校はすべて私立であるなど、高校野球とりわけマスコミからの注目度の高い夏の甲子園においては私立の優勢は顕著である。一方、佐賀県では公立校が夏の甲子園大会で2度も優勝するなどその好成績が目立っている。そこで、本研究では、高等学校の運営主体が公立か私立かで夏の甲子園の佐賀県予選の最近10大会の成績に影響を及ぼすのかを検討することとした。研究対象は、2021年度の夏の甲子園予選佐賀大会に出場した37校(公立31校、私立6校)であった。分析対象としたのは直近10年間(2012年~2021年)の10大会であった。その結果、私立の優勝率は50.0%(公立は12.9%)、ベスト4への進出率は83.3%(公立は29.0%)、準優勝以上への進出率66.7%(公立は22.6%)、ベスト4以上への進出率は83.3%(公立は35.5%)、ベスト8以上への進出率は100%(公立は58.1%)と公立に比べて有意に高かった。ロジスティック回帰分析の結果からも、私立のベスト4進出へのオッズ比は12.2(95%信頼区間は1.247—119.8)、準優勝以上となるオッズ比は6.86(95%信頼区間は1.031—45.6)であり、私立はベスト4への進出する可能性が公立より12.2倍であり、準優勝となる可能性も6.86倍高いことが示された。以上のことから、佐賀県における夏の甲子園予選でも私立優勢の可能性が示された。本研究は方法論のいくつかの問題や課題を有しているため、研究対象となる大会をさらに増やし本当に私学が優勢なのか、私学優勢の理由は何かを明らかにされる必要がある。, 本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.9, No.1(2022年/10月)に査読を経て受理された。}, volume = {9}, year = {2022} }