@article{oai:nuk.repo.nii.ac.jp:00000421, author = {中里, 理子}, issue = {1}, journal = {九州地区国立大学教育系・文系研究論文集, The Joint Journal of the National Universities in Kyushu. Education and Humanities}, month = {Oct}, note = {application/pdf, 『東海道中膝栗毛』のオノマトペを、地の文、ト書き、セリフに分けて特徴をまとめた。地の文は擬音語が多く、動物の声や楽器などの音が種類も数も豊富である。ト書きは擬態語が多く、中でも[情けない様子][うろたえる様子][密かな動作]を表わすオノマトペが多用され、主人公二人がいたずらを仕掛けては失敗したり狼狽したりする様子が印象的に描かれている。二人の動作は[緩やかな動作]より[勢いのいい動作][素早い動作]を表わす擬態語が多く、また、小言を表す擬態語が多いという特徴がある。ト書きの擬音語は、二人が旅先で騒ぎを起した際の物音が多い。セリフの擬音語は、笑い声以外の特徴として唾や嘔吐の音の多用が挙げられる。セリフの擬態語は、皮膚感覚を表わすオノマトペが多く見られた。全体に擬音語はその時々の一回性のものが多く臨場感を伴い、擬態語は人物描写を表す語が複数回用いられ人物のイメージの定着につながると考えられる。, 本論文は「九州地区国立大学教育系・文系研究論文集」Vol.9, No.1(2022年/10月)に査読を経て受理された。}, volume = {9}, year = {2022} }